2022年第1週は終わりましたね．
今日からアイコンが新しくなりました、よろしくお願いします！
週期です．
毎週の出来事、医学的なこと、小さな気づきがあれば書きたいなと思っています．
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2022年第1週は皆さま当お過ごしでしょうか？
世間ではオミクロン株のクラスターが何かと話題になっておりますね．
オミクロン株は重症化は少ないといわれていますが、注意してお過ごしくださいね．
米国では桁違いに増加していますね．
日本も徐々に増えつつあります、注意が必要ですね．
勤務先はお休みでしたが、まる1日の【緊急当番医】の日でした．
どこの病院もそうだと思いますが、その病院の各科に1人はその日の【緊急当番医】というのが決められています．
病院はお休みでも毎日急患はいますから、例えば胆のう炎の患者とかだったERに外科の当番医が呼ばれます．
だいたい当番医は若手がやっており、手術とかになったらベテラン外科医を呼んで手術をするわけです．
医師の少ない地方の病院だと2-3日に1回当番という医師もいます．
日々何かをすり減らしながら働いている医師もいるでしょう、燃え尽きないように気を付けてほしいものです．
この日は癌の末期患者さんが2人食欲不振で来院し、呼ばれて入院となりました．
仕事初めでした！この日は当直でした．
何事もなく夜になり、当直室のベッドで寝ていたら夜中3時くらいに救急から虫垂炎患者がいると電話がかかってきました．
虫垂は大腸の右端にちょこっと生えているような、毛虫みたいな臓器になります．
過去人類が進化していく過程で退化していった臓器といわれており、機能も不明なままでした．
正直【あってもなくてもよい臓器】という認識でした．
しかし近年はこの虫垂で腸内細菌を飼っているんじゃないか？と言われております．
腸内細菌叢が崩れた時のリザーバーとなっているのではないかという仮説が最近言われていますね．
事実、虫垂を切った患者では偽膜性腸炎になる頻度が高いという報告もあるみたいですね．
虫垂炎はその虫垂に何らかの原因が加わり、閉塞したりして細菌感染を引き起こした状態ですね．
原因は、
- 糞石
- リンパ組織の肥大
- 腫瘍（虫垂や盲腸の癌、カルチノイド、その他）
- 消化管造影検査で使用されるバリウム
などがありますが、正直原因不明なことが多々あります．
症状としては、みぞおちにぼんやりとした痛み→右下腹部にはっきりとした痛みと症状が推移していき、移動痛と言われますね．
この機序は閉塞や炎症で虫垂内圧が加わり内臓痛が起こってぼんやりとした痛みが発症し、
その後、虫垂周囲や腹膜に炎症が加わると体性痛が起こりはっきりとした痛みに変わるわけですね！
昔は虫垂炎ならなんでもかんでも手術をしてました．
しかし今は抗生物質が発達しており、現場にいる体感としては軽傷虫垂炎はほぼ抗生剤治療、破れて腹膜炎になっていたら手術という戦略になってきていますね．
医療資源を考えたらむやみやたらになんでも手術よりは、無駄な手術が減るのは大切なことだと思います．
当日来院した患者さんは【単孔式腹腔鏡下虫垂切除術】を行いました．
これは通常の虫垂手術よりも手術創は小さく、臍1個のみで終わる手術です．
手術時間は34分で終了し、術後1日目で帰宅となりました．
そして腹腔鏡手術はカメラと右手監視と左手監視の3つの創部が必要です．
単孔式は臍だけで手術をしてしまうというものですね．
利点は手術創部が少なく整容性にたけていますが、
欠点としては監視操作に制限がかかりますので難易度が高いということでしょうか．
実際に単孔式手術をした方の創部ですが、これ1個の傷だけで終わります．
手術したかどうか全然わからないですよね．
単孔式腹腔鏡手術は是非おすすめです．
病院によってやっている病院とやっていない病院がありますので、事前に調べるのがいいかもですね．
1月5日は当直明けで、昼まで外来をしすぐに帰宅しました．
正直当直の度に寿命が縮まっている気がします笑
この日は米国株式相場が大きく動いた日でしたね．
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■相場解説■2022/1/5の振り返り 米国金利上昇 NASDAQ100クラッシュ 他指数下落 今後の戦略はどうする？
米国連邦市場委員会(FOMC)議事録の発表があり、今後利上げが早期に行われるであろうという期待で市場が大きく動きましたね．
米国長期金利が上昇し、ハイテク株やグロース株の多く含まれるNASDAQ100指数が下落しました．
2022年相場の波乱の幕開けでしたね．
この日は泌尿器科と外科の合同手術がありました．
【 膀胱癌の直腸浸潤症例 】 で【ロボット支援下骨盤内蔵全摘出】を行う手術に助手で入りました
骨盤内蔵全摘とは、読んで字のごとく骨盤内の臓器を全部摘出することです．
女性なら子宮と直腸と膀胱、男性なら直腸と膀胱/前立腺を摘出するような手術ですね．
合計12時間かかりました．
今外科の世界は革新的な変化が起こっています．
腹腔鏡手術→ロボット手術という変化ですね．
2000年代は開腹手術→腹腔鏡手術の変化が起こりました．
腹腔鏡手術は開腹手術と違って感触はありません、操作も制限されており、手術時間も長く、
こんな手術は流行らないといった雰囲気でした．
しかしどの領域にもパイオニアという方々がおり、胃外科なら
- 藤田保健衛生大学の【宇山一朗】先生
- 大阪赤十字病院の【金谷誠一郎】先生
など、まだ多数偉大なパイオニアたちがいますが、
批判にさらされながら腹腔鏡手術をやり続けて、今の外科を作り上げた方々がいます．
パイオニア達が腹腔鏡手術を完成させて、定型化と手技の完成をさせ、現在は開腹手術と遜色ない腹腔鏡手術を完成させたわけですね．
腹腔鏡手術をしなかった外科医達は時代に取り残されました．
今またそのような変遷を迎えており、
ロボット手術が2019年に消化器癌に保険収載されてからは爆発的な進歩をしているといっても過言ではありません．
ロボットをしなければまた時代に取り残されるという危機感のもと、今外科医たちは切磋琢磨しています．
いずれはAIが手術するような時代もくるかもしれませんね．
今後の外科の進歩に期待ですね！
午前中獣臭かったコムギをお風呂に入れました．
午後からは【美保の松原】に行きました！
今月には静岡を去りますので、静岡を堪能しております．
やっぱり富士山は日本の象徴ですね、なんだかんだ好きです．
夜は静岡の青春の味【チェリービーンズ】という店に行きハンバーガーを食べました．
写真へたくそですみません笑
【チェリービーンズ】は静岡で展開している店ですね．
ポテトがめちゃおいしく、若者に人気です．
ハンバーガーもめちゃめちゃおいしかったです．
静岡には【さわやか】というハンバーグ屋さんもあり、また記事にしますね！
静岡に来たら是非、どうでしょうか？？
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