1人の医師が【ノンストレスな生き方のコツ】をお伝えします!

■週記■今週は忙しかった 2021/12/13-19

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今週は手術が多く、忙しかった.

日に日に独立する日が近づいてきていてすごく楽しみである.

【わかったブログ】のファンであって、週記というのが好きで、僕も始めてみようと思いました.

病院勤務医がいかにブラック企業かわかってもらいたい笑

ブログをはじめてみたが、まだ悪戦苦闘中!自分のペースで継続していきたい..

 

月曜日 ヘルニア手術

【閉鎖孔ヘルニア】の手術をした.

【逆M法】という方法を用いて手術した.

ヘルニアは【はみ出る】という意味で、閉鎖孔ヘルニアというのはもともと骨盤に閉鎖孔という孔があいているのだが

高齢になると筋肉がやせてきたりして、この閉鎖孔に隙間ができて腸がはみ出たりするのが閉鎖孔ヘルニアである.

治療は手術のみであり.僕が行ったのは腹腔鏡下でお腹側から【メッシュ】という人工補強物をあてるという手術である.

逆M法は普段の置き方とは違い、裏返して貼る方法であり、閉鎖孔という骨盤の底の隙間にメッシュを充てるにはよいとされている方法である.

問題なく終了した.患者は翌日に退院した.

 

火曜日 救急当直

救急外来で当直をした.

当直というのはどこの病院でも行っているのだが、一晩病院に泊まって夜の急患対応をする業務である.

これが年を取ってくるとしんどい笑

救急外来担当の当直をした.

夕方17時から朝9時まで救急車が19台来て、入院患者も10人であった.

まじで寝れなくてふらふらした笑

研修医たちの頑張りがなければ、僕は死んでいただろう.

朝には階段でこけて頭頂部の皮膚が8㎝ほど割れて噴水状に出血している人が来て、8針縫合閉鎖をした.

出血しすぎで最後は血圧低下になり出血性ショックになったけど、なんとか止血して輸液をしまくって命はとりとめた笑

人間って頭割れて、噴水状に出血してもショックになるんだなって思った.

 

水曜日 午前中外来

24時間労働あと、午前中だけ自分の外来をやって昼には帰った.

外来では主に術後の自分の担当患者の経過をみる外来であったり、悪性腫瘍の手術をした人のフォローであったり、

再発した人に対して化学療法を行ったりしている.

海外では化学療法はoncologyという専門領域の医師がやり、

日本では化学療法は大病院は腫瘍内科という専門領域の医師がやるが.

一般市中病院では外科医師が手術の傍らやっているのが現実である.

木曜日 食道癌手術

自分の専門は主に胃と食道などを取り扱う.上部消化管外科である.

その食道癌手術助手に入った.

食道癌とは食道という臓器に発生する食道癌である.

消化器外科系の手術は、虫垂→胆嚢→大腸・胃→肝臓・膵臓・食道の順で難易度が高くなる.

食道は首→胸→腹と3領域にまたがる臓器であり、当然手術も胸→腹→首の順番で3領域触るわけで手術時間が長くなる.

胸に関しては食道の裏には大動脈、表側には心臓・気管とやってしまったら人が死ぬ系の臓器があるわけで難易度が高い.

手術時間は8時間、朝10時から始まって.夕方18時ほどに終わった.問題なく終わった.

結局帰ったのは22時ほどであり.ブログを更新する気持ちもなく眠ってしまった笑

 

金曜日 胆嚢腫瘍、ヘルニア

胆嚢腫瘍の手術と腹腔鏡下ヘルニア修復術を執刀した.

特に問題なく.17時に帰宅した笑

 

土曜日 学会

久々に着たスーツがパツパツになっていた.

スーツって洗うと縮むのかな?って一瞬本気で考えて、

上司に聞いたら『スーツは自然に縮むよ、買うとき自然に縮むって説明聞かなかったの?』って言われたけど、

まあ自分が太っただけであった.

本気でダイエットを再開しようと決意した.

また書くけど、【ケトジェニックダイエット】始めます.

午後からは学会の裏方を行った.

自分が後期研修医時代の上司、いわゆる師匠にあたる人が東京から講演に来ていて飲みにいった.

肝胆膵手術を極めていて、腹腔鏡下肝切除で世界学会で最優秀賞をとった、まじですごい日本人である.

まじで男としても尊敬できるような、すごく尊敬できる上司である.

刺激をもらって激励いただいたが、僕1か月後には外科医やめるんです、というつらい気持ちであった.

 

日曜日 救急バイト、富士山がきれいであった.

富士山の雪化粧の程度で、今外がどれくらい寒いのかがだんだんわかってくるようになりました.

写真を貼ります.

夜は救急バイトでした.

おもに1次救急のバイトです.

1次とは軽症患者さんを主にみます、打撲とか転倒とか.

2次→3次とあって、どんどん重症になっていき.ドラマでみるような、山ピーがいるような、ショックとか脳みそやら内臓とびでてますみたいのなのは3次救急になる!

自分は普段は主に2-3次を扱うようなところで働いているが、たまには1次救急をやってみるのも楽しい.

肘内障の子供とか特にかわいくて、肘のずれを整復してあげると親からも感謝される.

些細なことでも人の役に立てたら素直にうれしい.

 

 

 

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