今日は書評です.
今日の記事は以下の人におすすめ!!
- 投資をしたいけど何を読んだらいいかわからない.
- 偉大なトレーダーの自伝を読みたい.
- トレーダーの成長過程を知りたい.
積み立て投資は始めたんだけど短期投資を始めたいけど、どうしたらいい?
まずは勉強かな?手法、金銭管理、メンタルを勉強するべきだと思うよ.
僕はたくさん本を読んで勉強したよ.
これ全部読んだの!?沢山本があるね.おすすめの本はない
来る日も来る日も死に物狂いで読んだよ、おかげで昔の彼女に振られたんだよ笑
僕もまだ短期投資(スイングトレード)の経験は浅いし【気づき】があって結果が出始めたのは最近なんだけど自分なりのおすすめ本を紹介するね.
でも読んだからといって確実に資産は増えるわけないからね、相場に聖杯はないんだよ.
それは相場に【しばかれ】続けて身についていくんだと思うよ.
必読な本はあるけど、最近読んでこの本おもしろいなあって本があったから紹介するね.
その前にまだ積立投資を始めていない人は下の記事を読んでね!
目次
この本は【ニコラス・ダーバス】という方の本です.実在する伝説的なトレーダーです.
株式投資をするうちに自らのオリジナルの手法の【ボックス理論】を考え出します.
彼の本職は世界中を講演して回る【ダンサー】でした.
トロントの講演のオファーがあったが、その報酬の支払いは【株式】でするという内容のオファーがあったことがきっかけで株式投資を始めます.
結局その講演には出演できなかったのですが、お詫びにその【株式】を買い取ったところ、思い出したころに売ったら偶然【$8000】儲けて、株式に魅了されるのです.
いかにもビギナーズラックですね.最初は兼業投資家だったみたいですね.
内容はニコラス・ダーバスが初心者から億万長者になるまでの過程を、書いてくれています.
その彼が遭遇する失敗は、トレーダーとして”あるある!”と言いたくなるような失敗ばかりです.
すごく共感が持てるわけです.
たまたまビギナーズラックで儲けてしまった後は、バーテンダーや講演先で出会う人に
「なにかおすすめ銘柄はないか?」
と聞いて回って、人に勧められた銘柄を買っては損するということを繰り返しました.
しかし彼は身銭を払って、【他人やブローカーや雑誌に意見は求めない】というトレーダーとして
必要な能力を得るのです.
ギャンブル的投資をやめようと、考えた末、ファンダメンタルズ投資を勉強をします.
会社のことをよく調べ、強い業界の最も強い経営のよい会社の銘柄を買うという戦法に出ます.
しかし、買いのタイミングが悪かったりして買っては損をするとういことを繰り返しました.
ファンダメンタルズ投資自体は間違いではありません.それで資産を築いている投資家もいます.
しかし短期投資の場合、【値動き】や「タイミング」のほうが大切な気がします.
彼は身銭を払って、株価は大きく動く前にある値動きをすることに気づくのです.
ある日【エム&エム ウッドワーキング】という全然知らない、ブローカーもよく知らない銘柄の株が、以前儲けた銘柄の値動きとよく似ていることに気づいたことがきっかけでした.
この銘柄はある時急上昇するわけです、その後は保ちあい相場となりますが、5週間ほど経過して出来高を伴い再び上昇を始めるわけです.
その時にダーバスは買いを入れたところ、その後もその銘柄の株価は続伸を続け、【$2866】ほど儲かります.
のちにその銘柄はある会社に【極秘】に合併の交渉が進められ、その提案が受け入れられたことで上昇していたとの理由でした.
ダーバスは【値動き】だけで、その会社のことを【よく知らなくても】、その会社の株価上昇をつかめたわけですね.
彼は【テクニカル分析】に目覚めるわけですね.
また、ダーバスは独自の【ボックス理論】という手法を考え出します.
「株は風船と違って、どんな方向にでも飛んでくと言うものではない.株は磁石に引き寄せられるように上の方へ、あるいは下に向かってトレンドを描く.ひとたびトレンドが形成されれれば、そのトレンドは持続する傾向がある.株式はトレンドを描く過程で一連のフレームの中で変動することがあり、この枠一つ一つを私はボックスと呼んだ.」
ニコラス・ダーバス
この考えをもとに彼は資産を築いていくわけです.
非常に有名な理論になります.
まあいわゆる【ブレイクアウト】手法になります.
これは【NVDA】という半導体銘柄のチャートになります.
NVDAは今でこそ飛ぶ鳥を落とす勢いで上昇を続けていますが、2020/8-2021/1まで、このように$143-$123の【ボックス圏内】いわゆる【レンジ相場】でした.
その後はこの”レンジ”または”ボックス”を上抜け、いわゆる”ブレイクアウト”をした後は2021/11までに2倍強にまで上昇を続けました.
株価は【上昇】もしくは【下降】⇔【レンジ】を繰り返します.
【大きなトレンド】を形成する前に長い【レンジ】を形成することがほとんどです.
株価はトレーダーたちの思惑で形成されています.
つまり”買いたい人”と”売りたい人”がせめぎあっているわけですね.
そのどちらかが優勢になったときが”上昇トレンド”、”下降トレンド”となります.
どちらかが拮抗しているときを”レンジ相場”または”ボックス”と言います.
トレーダーは株価が大きく動くとき、つまり【トレンド】があるときに儲けやすいです.
いわゆる【波に乗る】と言います.
【レンジ相場】は方向性のない状態で、【買っては下がり、売っては上がる】という状態になりやすいです.
【ボックス理論】は現在では非常に有名な考え方です.
ダーバスは今の時代ではなく、4半世紀も前には気づいていたわけですね.
この本は投資の世界では有名な【デイトレード】という本でも必読書に挙げられています.
非常に有名な本です.
Amazonでの評価も★4.1と評価が高いです.
投資を始めたら陥りやすい失敗をことごとく犯していくものです.
それを解決しながら成長していくニコラス・ダーバスに非常に共感を覚えますし、非常に参考になりました.
読み物としてまず面白いです.
偉大な投資家が初心者から成功するまでの道のりを読み解くのは短期投資をする上でかなり参考になります.是非おすすめです!
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